ご挨拶
特別養護老人ホーム潮光園は昭和53年2月に開設し、40年以上にわたり有田圏域の高齢者福祉におけるセーフティーネットとしての役割を担ってまいりました。
この間、平成12年4月に介護保険法が施行され、介護老人福祉施設、短期入所生活介護施設としての指定を受け、民間の施設では対応が困難な方の入所を積極的に受け入れてまいりました。
一方で、施設につきましては、老朽化が著しく、近い将来の発生が懸念される南海トラフ地震等の自然災害から入所者の安心・安全を守るため、津波浸水想定区域外に新築移転することにいたしました。
新施設では、プライバシーに配慮した個室ユニットケアを取り入れるとともに、低所得者の方にも安心して入所いただけるように多床室を併設しております。
また、施設の運営につきましては、民間のノウハウを活用するため、指定管理者制度を導入し、公募にて和歌山県済生会を選定いたしました。医療との連携を密にした質の高い介護サービスの提供を行っていただくとともに、引き続き公立施設としての役割を担っていただき、有田圏域の住民の方が安心してご利用できる施設となることを期待しております。
終わりに、本事業へのご支援、ご協力をいただきました関係各位の皆様方に心から感謝を申し上げるとともに、今後一層のご理解とご協力を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
令和4年11月
特別養護老人ホーム潮光園開設者
有田周辺広域圏事務組合管理者 望月 良男(有田市長)
新潮光園の指定管理者に選定されて
有田地域の高齢者福祉の一端を支えてきた実績のある特別養護老人ホーム潮光園の指定管理者に選定頂いたことから、ひしひしと重責を感じています。とりわけ、入所の方々の安全・安心を確保することを基本として取り組んでまいります。
済生会の理念である(三つの目標)・生活困窮者を済う・医療で地域の生(いのち)を守る・医療と福祉 切れ目のないサービスを提供するをモット-に全国組織であることのメリットを活用して介護サービスを提供してまいります。
目指すところは「質の高いサービスの提供」であり、その基盤づくりのため、職員のスキルアップ支援見守りの精度を高めるためにITの活用、長期的視野に立った安定した介護人材の確保として留学生の受け入れなど新しい介護環境に即した取り組みを展開してまいります。
特別養護老人ホーム潮光園指定管理者
社会福祉法人恩賜財団済生会支部 和歌山県済生会支部長 伊藤 秀一